だらだら観よう、年末だから。

どこに行くわけでもなく、自宅でぐーたらだらだら過ごすのが年末年始の恒例儀式。

旅は好きだけど、人混みが苦手な自分は、この時期は完全自宅まったり派。

家にこたつはないけれど、気持ち的にはこたつに入ってみかんを頬張り、食べ終わったらぬくぬくと心地よいまま寝落ちしたい。でも寝ちゃうともったいない。日常という枠から一歩踏み出し、自由を感じる瞬間を思いっきり楽しめる年末年始だからこそ、仕事のことは一切忘れ、頭を空っぽにし、本当にしたいことをしようと思う。

『大好きな映画をだらだら観る』。

何を観ようか考えた中、絶対に観ようと決めたのがこちらの3本。

なぜこの3本をピックアップしたのか? たぶん、今の自分に足りないのは刺激と変化なのかもしれないと勝手に思ってしまったw

ちょっぴり刺激が足りない人、マンネリを感じて変化を求めてる人、そんな人にオススメの映画なので、ぜひ参考にしてくださいませ。

年の暮れはゆったりまったり、おうち時間を映画と共に過ごすと決めた京子の五郎でした。

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『アメリカン・ユートピア』

友人から絶対に観た方がいいよと言われて、今夏、駆け足で観に行ったのが『アメリカン・ユートピア』。タイトルはもちろん、スパイク・リー、デイヴィッド・バーンという名前だけでも十分すぎるんだけど、いわゆる映画と思って観たら大間違い。全く新しいライヴ映画で、観終わった時には思わずスタンディングオベーションするとこでした(笑)。グレーのスーツに身を包んだデヴィッド・バーン、そして世界中から集まったバンドメンバー、パフォーマー、ダンサーたちは全員”裸足”。配線もなく、縦横無尽にステージを動き回り、極限までシンプルな舞台構成に終始目を奪われます。まさにユートピアへと誘ってくれる『アメリカン・ユートピア』。ちなみに撮影当時のデヴィッド・バーンの年齢は67歳(現在69歳)だとか。いくつになっても変わらないバイタリティと才能にも感無量です。

 

 

『パルプ・フィクション』

「一番好きな映画は何?」と聞かれたら迷わず『パルプ・フィクション』(’94年公開)。タランティーノが手がけた作品で、この映画と出会って以来、タランティーノの大ファン♡。独特な映像表現とバイオレンス、B級映画のオマージュ的な取り入れ方、サントラのかっこよさなどがタランティーノの作風なんだけど、パルプ・フィクションは、その中でも自分の中ではナンバーワン。3つの物語が、独立した時間軸で進行するストーリーの面白さは、以後の映画界にも影響を与えたほど。ちなみに自分的にハイライトは、ジョン・トラボルタ演じるヴィンセントと、ユマ・サーマン演じるミアがレストランでツイストダンスを踊るシーン(バニラシェイクも飲みたくなりますw)。映画好きならまだ観てない人はいないと思うけど、年末年始の映画を探してる人は、パルプ・フィクションをぜひ。

 

 

『ブルーバレンタイン』

ライアン・ゴスリングと言えば、『ラ・ラ・ランド』や『ブレードランナー2049』でお馴染みなんだけど、彼が出演している映画で自分的にお気に入りなのは『ブルーバレンタイン』と『ドライブ』。今回はどっちを紹介しようか迷ったけど、ラブストーリーものがなかったから『ブルーバレンタイン』をご紹介。1組の夫婦、ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディー(ミシェル・ウィリアムズ)の愛の始まりと終わりを描いた本作は、トラウマ恋愛映画と呼ばれるほど共感してしまうシーンがいっぱい(涙)。価値観、方向性、仕事の格差などによって2人の恋愛は終わりを迎えるんだけど、愛し合ってた瞬間は、ただただロマンチックで素晴らしく、兎にも角にも愛おしいのでございます。ちなみに観る人によっては、リアルすぎて引いてしまうかもですが、終わってしまう恋愛だって人生においては貴重な経験になるってことを思うとポジティブに前を向いて行こうと考えることができるのであります。

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